俺は澄ました顔で楽屋に戻る。





何もなかったかのように






まるでステージに立つ君みたいだね。






「おぉ!翔遅かったな」



「ちょっと人と話してたら遅くなっちゃった」


「おぉ彼女かぁ?」


「何言ってんだよ」


「だよな…翔が彼女なんて作るわけないか…ってか
誰と話してたんだよ」








「ただの友達だよ」