星はみんな、一番星になりたかった。

誰よりも一番、きれいに輝きたかった。

そして、人類に自分たちの存在を、知ってほしかった。

存在だけでも、認めてほしかった。

でもそれは、きっと、永遠に、叶うことのない願い。

それでも、星は、願う。

自分たちの存在を、認めてもらうことを。

そして、自分が一番、きれいな輝きを放つ、一番星であることを。


叶わぬ願いなどは、ないと信じて…。