人類は初め、「火」を持っていなかった。

だから人類は、光となるものを探していた。

そして、気付いた。

空を見上げれば、光があることを。

それから人類は、「火」ではなくて、「星」を光とした。

それなのに、神様はそれを許さなかった。

神様は、人類がどうやって生きていくのか、どれくらい苦しむのか、を知りたかった。

だから、人類が楽をして生きていくことを許さなかった。

そして、ある日、人類が空を見上げても「星」が見えなくなった。

人類は初めての経験に驚いた。

そして、慌てて「星」の代わりになる光を探した。

それを見た神様は、人類の希望となる、新たな光を与えた。

「火」

それは、星にとって、未来永久の決まりが作られる原因となった。

「火」が誕生したことによって、人類は星よりも、火に頼るほうが多くなっていった。

そして人類は、瞬く間に新たな光を作っていった…。