奴らは庭を掘る


私を探しているのだ



私の棺はそこにあるのにそこには誰かがいて




それを許さない



私の棺桶




君は貴方はそれを拘泥する





私を入れようと貴方は切磋琢磨している






私は私で自分の信じる正義を通す




その棺桶越しに私は私の棺桶を見る





世界一下らないこの庭で




私はこの死に希望を抱いてはいない



死体は笑う



大声で でもささやかに


私の言葉で死体は怒る




それは絶望という名の入れ物に縁取られているのだ