帰宅して素早く夕飯を作って煉に出す。

煉が食べてる間に煉の着替え用意して…ってなんかどこぞの熟年主婦よなんて思うけど気にしない。


「れーん、着替えってTシャツとジャージでいいよね?」

「テキトーに」

「…じゃあフリルのついたTシャツにするよ?」

「やめろ!つか、持ってないし」

「何言ってんの?女物ならいっぱいあるよ?」


わざと自分のTシャツを取り出すと煉はそれを取り上げた。


「やめろ」

「…紅茶飲みたいな?」

「レモンティーに更にレモンの蜂蜜漬け浮かべたのでどうだ」

「うん、それで」


仕方ないから普通のにしてあげる、と笑っているとインターホンが鳴った。