「それ、昨日煉にも言われた」

「あら、それだけ周りから想われてるってことでしょ。心配かけてるの自覚しなさい」

「はーい」

「だから昨日寝れなかったんだろうけど」

「う…」


しっかり見抜かれてら、と内心で舌を出す。


「まあ、いいわ。それより、そろそろお昼ご飯にしましょうか」


外していた腕時計を見ると時刻は正午を少し過ぎたところ。


「そうだね。何にする?」


私と煉だったら沖縄のソーキそばとかにしちゃうんだけどなあ。


「大地とも話してたんだけど、ソーキそばって食べてみたいのよね」

「へっ!?いいの?」

「普段の寮生活じゃ食べられないしね」