「…は?」


「だから、デート。しない?」


「…なんで?」

不審な目で蒼を見ると、蒼はもはや何を言っても無駄そうな、楽しげな顔をしている。



「さ、行くよ。」

そう言うなり蒼は私の手を引いてスタジオを出た。