「りつねぇって呼んでいい?私、律萪さんみたいなお姉ちゃんが欲しかったの!」


キラキラの笑顔で言う美羽ちゃんに、私は大きく頷く。


「美羽ちゃんみたいな妹がいたら癒されそうだなぁ。」




私と美羽ちゃんは、話して10分ほどですぐに打ち解けた。





「なに話してんの?美羽、嬉しそうだな。」



「あ、湊さん!おはようございます。」

ペコリと頭を下げる美羽ちゃんにつられて、私もあわてて頭を下げる。



「あの、今回共演させていただく白川律萪です。よろしくお願いします。」