二人とも、顔合わせの時に初めて会った。
緊張しまくりの私に、二人は笑顔で話しかけてくれた。
「あ、白川律萪さんですよね!?私、毎号SweetBerry読んでるんです!ずっと綺麗だなーって憧れてたんです。会えて嬉しいです!!」
美羽ちゃんはそう言って笑ってくれた。
「…ありがとう!これから、よろしくお願いします!」
美羽ちゃんの笑顔に、私の表情も自然と緩む。
「やだ、なんで律萪さんが私に敬語なんですか!反対じゃないですか?普通に話してください。」
美羽ちゃんがクスクスと笑いながら言う。
なんて可愛い女の子なんだろう。
性格までこんなに可愛いなんて、絶対反則だ…。
「じゃあそうさせてもらうね。私とも気楽に話してくれていいからね。」
私がそう言うと、美羽ちゃんは嬉しそうに頷いた。