「椎ちゃん、二階いこー?」


頼さんが可愛い目で見てくる。


「頼さん・・・えっと・・・」



「頼でいーよ?なーに?」


「・・・服のすそつかんでもいいですか・・・」



「ぶはっ!椎ちゃん可愛いっ!!服のすそだと歩きずらいから手繋いでいい?」


「はっはい!!」



「敬語もなしっ!友達なんだから?」


「は・・・うんっ!!」



いくら内面が良いって心の中で思ってても、最初は怖いぃぃっ



「椎ちゃん、いこ?」


「うんっ!!」



二階への階段をあがっていくときの、

視線がハンパなかった・・・。



”頼さんが女と手繋いでる”


”さっき水龍が来てた”



・・・水龍?


頼にさんをつけてるってことは頼は偉い人?