彼女なんだし、彼氏の事が
気になるのはトーゼン。



――よし。


あたしは決心して、一緒に
いたメンバーに告げた。



「あ、あたし今日友達と
ご飯行くから、それまで
ここで暇つぶすから」



「あ、そーなんだ? 了解〜」



「んじゃあ私達、先帰るね。

おつかれー☆」



「ウン、おつかれー」



早番の時しか予定を入れ
られない乙女はみんな忙しい。



他のコ達もそれぞれ用事が
あるのか、ジュースを飲み
終わって一息つくと、全員
サッサと帰っていった。



一人になった休憩室で、
あたしは外の音に耳を
澄ませて待つ。