変なのに関わりたくないとかって、友達は先に帰ってった。


けどオレは……


急いでコンビニに走った。


ビニール傘を買って、公園に戻った。


雨がひどくなっても、まだ……そこに氷上さんが座ってる気がしたんだ。


案の定、氷上さんはまだベンチに座っていて。


うつむいたまま、顔に手をあてて……


泣いていた。


そっと傘を差し出すと、驚いた表情で見上げられ、


必死で涙を指でぬぐってたっけ……。