いつもなら、もっと悪い方に考えちゃう。


けど、結城くんとは……幸せになりたいんだよ。


だから妄想も良い方向へ。





バシッ!


「あいたっ!」


「間抜けヅラで結城とチューする夢でも見てた?

目、ウツロで怖ぇーんですけど」


うっ、うるさいな。


「誰の目がウツロなのよ。

私の特技は、例え妄想中でも相手にそれを悟られない事なんだからね?

四六時中妄想してるんだから、そのぐらいのワザぐらい身に付くっての」


「知るかよー。んなクダラナイ事でいばんなー」


徳ちゃんあきれぎみ。