徳ちゃんとじゃ、イマイチ妄想がふくらまないわ。


「沈黙かよっ!ま、オレも考えらんねーけどな。

とにかく、結城のタイプは常に年上っつーコト。

だから、光じゃないんじゃね?」


ハッキリ言ってくれるわね。


そんなの……


……明日、結城くんに確認しよう。


「昨日買ったプレゼント、誰にあげるんですか?」


って。そしたら……。


「好きな子に決まってんだろ。

オレの目の前にいる……光ちゃんに」


そして結城くんが、さりげなく肩を抱いてくる。


キャー、ダメ。


妄想が働く……。しかも、いいように。