「結城くん、ありがとう。ジュースまでご馳走になっちゃって」


ゴクゴクと、目の前でジュースを飲む菅沼さんは、


何度もそう言っていた。


礼を言いたいのはこっちの方だって。


なんせ、明日氷上さんに渡すプレゼントが……


菅沼さんのお陰で買えたんだからな。


ずっと、買うかどうかためらってた。


けど、買って良かったと思う。


明日……絶対、渡す。





そして……


告白する。