「いーから、入ってくんなよ……」


「だってー。結城って、じれったいんだもん。

わかりにくいー、付き合い悪い、ふてくされっ面」


ぶっ。


そこまで言わなくても……。


「ふてくされっ面って何だよ」


「クールな顔が、私には、たまにそう見えんの!

で、何で避けてるの?」


女の子は面白がって、結城くんに詰め寄ってる。


「何でって……」


結城くんは、言いにくそうにして頭をかいている。


「わ……私が告白したから!だから、だよね」


女の子にちょっと助けてもらおう。


結城くんと一対一は、辛い……。