「だからって……何でラブホで会う必要があんだよ。

誕生日の日だって、あれから連絡取れなくなって……」


「そ……それは。誕生日の日は、これで最後になるかもって思ったら……。

最後に……ずっと一緒に過ごしたかった」


「最後、最後って。

これからあと何度最後があんだよ」


「だから、おとといが本当に最後だから」


「でもさぁ……。それって、オレとカブッてんじゃん。

オレと付き合ってて、他のヤツとヤるってどーなん?」


心が、壊れてしまいそう……。


氷上さんは、いつも自分が一番で、


他人……オレの気持ちなんか、知ったこっちゃない。