「……もう、痛くナイです」


室内が暗くて良かった……。


顔、熱い……。


「……だいじょーぶ?」


「ハイ……」


うわぁ、結城くんの寝起き見ちゃった!


かわいすぎるーっ!


ステージの方を向き、一旦心を落ち着かせる。


あっ、もうすぐ先生の教え子のグループの番だ。


「ねぇ、結城くん」


……あれっ?


また寝てますけど?


結城くん、今度は私の方の肘掛けに腕を置き


また、寝てる。


……さっきって、やっぱ寝ぼけてた?


目がヤバかったもんねぇ。


……かわいかったけど。