ゴツッ!


「痛ぇっ」


結城くんの頭と思いっきりぶつかった。


痛い……。


結城くんも、何が起こったかわからず、慌てて目を覚ました。


「あ……あれ、ゴメン。オレ、寝てた……?」


頭をさすりながら、結城くんが私を申し訳なさそうに見てくる。


「うん……」


「……悪い。頭……ぶつかったよな?」


結城くん、寝ぼけてるのか、なんだかまだ目がトロンとしてる。


「大丈夫だよ」


「……痛い?」


えっ……。


結城くん、私の頭を撫でてくれる。


嘘ーっ!嬉しすぎるっ!