「菅沼さん、緑が小説の感想メールしたいつってんだけど……どーする?」


えっ。


そんなぁ。


「メール……?じゃ……じゃあ結城くんづてでいいよ。

あのね、実はね……」


雪乃の緑くんへの気持ち、結城くんにも言っていいよって、雪乃に言われたんだ。


緑くんって誰にでも愛想いいし、雪乃一人じゃ頑張れないかもしれないから、


結城くんの力も借りたいって。


その話をしたら、結城くんは驚いてた。


「……緑でいーわけ?」


「いいみたい。……私は、良さがわからないけど。

あっ!しまった。こんな言い方失礼だよね?」