本当に口下手?


見た目クールなだけじゃなく、やっぱり中身も見たまんまなんだ!


いいよ。


チャラ男なんかより、よっぽどいーです。


大人しい男の子、好きだもん。


ペラペラ喋られると圧倒しちゃうからね。


「……あ、悪い。オレってさ、根っからの本好きじゃねぇのな。

……たまたま、推理小説だけ読むんだ」


そうなんだ?


それなら納得。


「うん。じゃあ……これ買って下さい」


結城くんが一番よかったって言った小説を買ってもらう事にした。


タイトルは……。