「ありがと……」


雪乃の言葉は、フラれる前提だけど、嬉しいよ。


「そっかぁ。頑張って!

結城くんが、光の気持ち受け止めてくれるといいね。

ほら、付き合えなくても友達……とか」


友達……。


なれるかな。


その選択って、ツラくない?


雪乃に力をもらったのもあって、


帰りに結城くんを待ち伏せする事にした。






駅のホームで、


結城くんが現れるまで


ひたすら、待つ。