「……泣くなって。あーっ、ブサイクが泣いたら、見れねぇんですけどっ」


「うっるさい!」


徳ちゃんに向かって、近くに置いてあった雑誌を投げつけた。


バシッ!


徳ちゃんはヒョイと雑誌をよけ、私にティッシュの箱を投げてくる。


バシッ!


見事私のオデコに命中。


「……痛い。痛いよーっ!!」


「うわ、そんぐらい避けろよ……」


徳ちゃん、慌てて飛んでくる。


「だって……だって」


うぅ、オデコも痛いし、心もズタズタ。


最悪だ……。