「こんな事になるならさー、すっげぇ趣味悪いヤツ選んでやれば良かったな?」


「うわ、徳ちゃん性格悪っ」


「光がお人好しすぎんだよ。

それか恋愛小説の読み過ぎー。

見知らぬ女と一緒に買い行って、それプレゼントとか、ありえませんからっ!!」


う……。バカにしたわね?


いいでしょ、妄想するくらい。


あの日は……


ホントにそう、思ったんだから。


結城くんの好きな人が、私だったらいいのにな……って。