にっこり上機嫌の十夜と再び目があって、固まるあたしに十夜はちょっと心配そうに眉をひそめた。
「…どうした?
……あー…その……まだ痛ぇのか…?
悪い…俺、無茶したのかもしれねぇ……」
「…………。」
…なんて、心配そうに…でもちょっと、綺麗な顔を赤らめて……
そんなこと言われたら…っ
「……?……祈咲?」
何も反応しないあたしの頬にそっと大きな手を添えて顔を覗き込む。
「……き…きゃあぁぁーーーっ!!!」
「………!?」
もう…堪えられるわけないじゃない。
――――恥ずかしくて死にそう!!!
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