「…何か、いろいろ大変だったみたいね……。」 「………うん……。」 ――――昼休み。 あたしは萌花と一緒に学校の屋上にいた。 お弁当を広げて、萌花に今までの出来事を話していた。 最近あたしはどこに行くのも十夜や真神の人達がぴったり張り付いていて…… 萌花とこんなふうにゆっくり話すのは久しぶりだった。 萌花はあたしにとって親友で、今や同じ真神家に関わる《運命の花嫁》の同志。 だから、この普通なら考えられない出来事の良き理解者になってくれる数少ない人だった。