「なかなか元気な嫁だな。花のような香りも可愛い顔も実に俺好みだ」



「………」



パニクるあたしなんかお構い無しに、狼は目を細めて…何だか満足そうにあたしを見てる。



さっきから



すごい気になるフレーズがあるんですけど。







「………嫁って何…?」



「もちろんおまえのことだ」



あぁ…あたしの………



「………だれの?」



「もちろん、俺の」



あぁ……あんたの…………
















「ないから……っ!!!」