因みに私達は今高2だ。





 「そいや、今日転校生来るらしいじゃん!」


 『へぇ〜。』




慎は目を輝かせて言っているけど、私は今転校生に構っている暇なんてない。

家で私のベッドを占領して寝ているあの怪盗を何とかしなければ。





 「お前、もう少し興味持てよぉ〜」


 『あ〜はいはい!
可愛い女の子だといいね?』



 「そういう意味じゃなくてだよ!」