「はぁはぁはぁ…間に合った…」 「本当…最悪ね……」 お母さんはハンカチで顔を拭く 化粧がとれかかってるのは 内緒にしとこ… 「ほら!舞、早く行きなさい」 トンッと軽く背中を押された 「…本当に……受かるとは思わなかった…」 お母さん――… 「行ってくる…」 私は入学生らしき人の人混みに入って行った