「昭和ラブロマンスの舞台化!すごいねぇ」
みちるさんと会えたのは次の日の夜だった…
彼女のマンションまで水野さんに送ってもらってきた
彼女に 舞台に出るという話をしたらまず彼女は喜んでくれた
「良かったねぇ…」
「うん、ありがとう」
「…また忙しくなるね、」
「ん…あのさ、結婚の事だけど来年にしようかと思うんだ。今年中に記者会見をして結婚する事をマスコミに報告したいんだ。…出来たら昭和ラブロマンスの舞台挨拶で…」
みちるさんは ちょっと考えた後頷いた
「…ん。わかった…」
「ごめん、勝手に決めて。」
「いいよ、翔太君は俳優だから私より大変なのわかってるから。私は大丈夫だよ」
さらりとみちるさんは笑った
「…事務所にはちゃんと話す、みちるさんの顔出しは一切しない。…みちるさんが嫌がる事はしたくないんだ、だからちゃんと嫌な事があったら言ってほしい。おれが忙しかったら水野さんや母さんにでも…」
「うん…」