「じめじめするわね…」
「そうだね。」
「梅雨っすから、美帆さん」
「……」
ついに京都に来ました
「…何で工藤君がいるの?」
「呼んだのよ。ついでにいっぺんに済まそうと思ってね、」
工藤君は はいと頷いた
「普通逆だよね…式場も全部手配済みの後に挨拶って…」
「いいじゃない。こういうのは何もかも決めたってなら、反対しないわよ」
美帆は威張っていた
「美帆さんも渋ってたじゃないすか。あながち強がりですよ…槌谷さん」
「余計なこと言わない旬!」
「ハイハイ。」
「漫才見てるみたい、すっかり夫婦だね工藤君。」
ふっと工藤君は笑った
「…ったく、」
美帆一人
ちょっといらいらしてた