人が聞いたら笑うだろう
俺は、女性を女性と見れない
俺が欲しいのは恋じゃないのだ
翌日
相変わらずの撮影
「…一条妹の役者魂には感服するわ、まぁよく市村君とはなせるわね」
「うん…。」
「…結局、本人がどうにかしない限り無理なのよね。」
美帆は腕組みをしながら言った
手にはメイク道具。
「…うん」
めぐみさんは昨日
美帆とあたしとでどうにかなだめた
市村さん…
あたしから見たらまぁまぁ男前な役者だ
でもあのめぐみさんが気になる人だから
簡単な人間ではない…
なんかどうにかならないかな…
気が重いなぁ