「新羅さん…どうして…」






「どうしたもこうしたもねーだろ?ったく倒れるんだったら倒れるで言ってくれよな?」








「いや…倒れる時は、予告できないでしょ?」






もう一人声がした





「香佑さん……?」






お鍋を両手に持った香佑さんがこちらに向かってくる






ニコリと優しく笑い、






「テメー誰のせいでおかゆなんて作らねーといけなくなったと思っていやがる?」





足で俺の腹をグリグリする







「ぐ……すいまぢぇん……ぐるじい……でづ…」




「ったく……」


香佑さんは机の上にお鍋を置いた