でもなんか、あのときの雰囲気とちょっと違う気がするようなしないような?…
気のせいかな…?
「あ、そうだ!香世ちゃんに紹介するねっ!尚~!晴~!」
未玖くんにそう呼ばれて、驚いたようにこっちに来る二人の男の人。
尚さん…はさっきみたけど…。
この茶髪の人。
晴さん…っていう名前なんだ。
「何、未玖」
晴さんはそういうと、自然と視線を私に向けた。
そして、にこっと私に笑いかけて未玖に言った。
「この子誰?」
そ、そうですよねー…
でも、あの…えっと、直球ッスね!
苦笑いを浮かべながら、へらっとした笑いを浮かべる私に対して未玖くんはまたあの笑顔をして晴さんをみた。