「…なんだよ、おかん」
俺はおかんを訝しげに見つめる。
「いや、美紗も健も…もちろん渚もだけど、大きくなったなーって思ってね」
おかんは笑いながらオムライスの山を切り崩す。この話題はこれで終わると思われた…が。
「私達が産まれた時の話とか聞きたい!」
姉貴が話を戻して、結局3人の出生直後の話となった。