「一年前、愛音はとても激しい発作に襲われて、まさに生きるか死ぬかみたいな状況になったことがあったの。
その時は何とか一命を取り留めたものの、次に大きな発作がきたら命が助かる保証はない、そう先生に言われたわ…。愛音も、もちろん知ってる。
愛音は自分がもう永くないかもしれないと悟ってるから…残り少なくとも楽しく生きようって言って生きてるの…!
ずっと学校に殆ど行けなかったから、友達もいなくて…でも昨日健くんの事を初めて話していた時の愛音はとっても幸せそうだったから…。
健くんには迷惑かもしれないけど、愛音と仲良くしてあげてちょうだい…最期、まで…」