「誰…??」

「2年??ちょ…かっこよくない…?」

入り口にいたのは、まぎれもなく

「佐野先輩…」

なんで??今こんなシチュエーションで来ちゃうの!?

「…小林の彼氏になるって、誰??」

やばい…怒ってる…??

クラスも、シーンとなる。

「ちょ、志帆…先輩怒ってるって!!」

未衣がそういうから、先輩にかけよった。

「先輩!!誤解です…」

「分かってるし。お前じゃなくて、勝手に騒いでるヤツら、誰だよ??」

ちょ…完全に、目が怒ってる。

それはクラスのみんなも分かったみたいで…

「もしかして、小林さんの…彼氏…??」

そんなこと、聞かれても…

うんって、言っていいの??

「あ??そうだけど??」

ちょ…先輩、さらっと答えすぎッ

「で??佐川…だっけ??」

「ちょ…先輩」

「小林は、俺の彼女だから。お前なんかにやんねーよ??」

"俺の彼女"

そんな言葉に、事実だけど顔が真っ赤になる。