どれぐらい走っただろうか。校門まであと少し―――――


!!


門のところで待っているのは、宏矢だ。


時計を気にしてる。でも1人で待っているわけではなかった。


弟やあたしが知らない宏矢の友達。


ゔ~、、、行きにくっ


と思った瞬間こちらを見た。


「柴帆っ!遅かったな、なしたの?」


「ごめんなさいっ、き、昨日緊張しちゃっ寝坊ちゃった、、」


あたし、今嘘ついたよね。宏矢に嘘ついたよね。


「そうなんだ?でも俺と会うために緊張するって、、変なのっww」


うん。ほんと変だよね。あたし馬鹿みたい、、、


「あ、クラスは俺等1組だって。一緒でよかったな。」


「そうなの?良かったあ、、、宏矢と一緒かあ♡」