しばらくは魂が抜けた状態になった。


言い過ぎかもしれないけれどほんとに誰から見てもそんな状態だった。


咲が一番気にかけてくれたけどあたしはただ現実を受け止めるしかなかった


もう、ここに啓はいない。


そんな時。


「柴帆、啓のこと忘れらんない?」


先生だった。


「うん、、今もまだここにいるって気がしてたまらない。」


「ん~忘れなくてもいいと思うよ?てか忘れない方がいいのかなあ。


啓との思い出はさ、ちゃんとここに残ってんだからw」


先生が指したのはあたしだった。


ここっていうのはあたしだった。