――…夢をみた。 それは遠い日の記憶で。 「みわはねぇ、みわはねぇ、 しーくんのおよめさんになるんだもんっ」 ただただ泣き続ける あたしの背中をさすりながら、 「そうだよ。みわちゃんはぼくの およめさんだよ」 とびっきり優しい言葉を かけてくれたしーくん。 ――…およめさんだよ…