痛っ・・・

あれ?痛いのはおでこだけじゃないぞ。




「・・・なんか色んなとこが痛いんだけど」



「そりゃそうだろ。お前、血だらけ」



「へ?!」



もうハッキリとした視界の中に映ったのは、私の傷だらけの腕や手。

それはさっきの黒猫が暴れてつけた引っ掻き傷だった。



「いっ、、、、、、いたーーーーーい!」



「今更かよ・・・」