年下のくせに私よりも、すごく大人らしいし、私が言うのもどうかと思うが顔もカッコいい方だ。


ふと、視線を剃らすと、凌の隣に見知らぬ男の子が居るのに気付いた。

すかさず凌に聞いた。


「凌〜その人は〜?」

その男の子は見た感じ、高校生に見える。髪の毛も染めてあって、今時風に髪を立てている。


「あ〜こいつね。こいつは俺のダチの章吾って言うんだ。章吾、こっちは俺の家来のゆかって言うんだヨロシクやってくれよな」


「ちょっと…いつから私はあんたの家来になったのよ」


と、騒いでいると母が言った。


「も〜あんた達は本当に騒がしいんだから!ゆか、凌君達を連れて部屋に行きなさい!」


と、強引に部屋を追い出された。

私は仕方なく、自分の部屋に凌達を案内した。


部屋に入ると、凌は私のベッドに寝転び章吾に話し掛けた。


「章吾〜こいつうるさいだろ〜俺も困ってんだよね。なんか犬みたいだし」

と、凌は言い私がむくれていると、初めて章吾が口を開いた。

「そんな事ないよ。お前らの話聞いてるとマヂウケるし。笑」

と、少し笑ながら言った。