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橘:
「[良い]とか言ってる割には文句垂れてんじゃねぇーか……!!??人の人生を勝手に退屈がってんじゃねぇーよ……」

明:
「問題ないだろう……??ソレとコレとは話が別なんだから〜♪」


だが、っと明は人差し指を天井に向け、クルクル回しながら上から目線で持論語りやがる。


明:
「今、僕と君は価値観を共有する必要があるワケさ♪なんせ、僕は君の[夢の住人]。君の脳みその中にある情報からでしか自己を保てない曖昧な存在だ♪」


ほぉ〜……??

死んだ人間が[曖昧な存在]に格を上げやがったか……

ヤリたい放題だな。


明:
「言うなれば、今の僕は君の眼を借り、耳を借り情報を得ている。けど、[思考]が別個として確立している以上、今後のためにお互いの価値観を共有しておいた方がいいワケだよ。体は1つしかないんだしさっ♪」


価値観を共有……??

[今後]のため……??

体は1つしかない……??


橘:
「要するに……お前は今後ともオレの[中]にずっと居座るつもりなのか……??」

明:
「そだよ」


ありがた迷惑この上なし。



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