窓から眺めている外の景色が、見慣れない風景に変わってきた。



車の小さな揺れによってだんだんと眠気に誘われる。



「眠かったら寝てていいよ。まだ時間かかるから。」




キュン


ラジオの音量も少し下げてくれた。




キョーさんの優しさが大好き。


「うん、ありがと……」





そう言ったと同時に、意識が遠退いていった。