「うちらって服の趣味同じだよね!」



と嬉しそうな顔をするユズ。



じゃあ………



「これとこれどっち好き?」


俺は、近くの棚にあったオススメ商品のトレーナーを適当に2着、指さした。


「左!」



「即答すぎるだろ。


まぁ、俺もそっちだけど。」



「ほらね、一緒でしょ?」




満足げな彼女が


とても愛おしくなって


試着室に連れ込みたくなった。




これは秘密な。





end