「んっ…」



ぴったりと重なった唇。

1週間ぶりのキス。



触れたら最後。

歯止めなんてきくはずがなく…



柔らかくて甘いそれを、

俺は夢中で求めた。




「……っ。」



触れては離れ。

すぐにまた触れて。


角度を変えて何回も。

息つく暇もないくらいに、重ね続ける。




欲しているのは、

俺だけじゃない。



みさきも。

それに応えるように、ちゃんと返してくれるから…



「…っぁ……」



そのうち、それじゃ足りなくなってきて。


無意識に、深く深く…

甘く絡まるようなキスを……





身体中が熱くなって。

頭は真っ白で。



ひたすら求めて。

他のことは考えられない。




そんな感覚の中、

俺たちは……






「…っ、待って!」