「それが…わかんないんだ…。暗くてよく見えないし…」


「アタシ…なんでここに…」

男の人に斬られて、それで翔太が…


「翔太!翔太はどこ?!」

「翔太?いるよ。ほら、そこ」


りえが見た方向に翔太がいた。
薄暗くてよく見えないけど、壁にもたれ掛かるように座って、下を向いてる。



「翔太…?」


「今は、話し掛けないほうがいいよ」


とっさにりえがアタシを止める。