そこには―。
あたしが見たこと無い食べている姿。
それに輪郭すでに綺麗で見とれてしまう。
黒木先輩の姿があった―
あたしはその姿を見た途端、心が踊り始めた。
どきんっどきんと
あたしの心が鳴っている。
『早く、言っておいでよ!うちも後でいくからさっ!』
有紀先輩はあたしのことを見て思ったのか、笑顔で先輩の座っている
席の隣を指してあたしに言うと
どっかへ行ってしまった。
やばいよ…。
あたしの気持ちはすでに治まらず、高鳴る心。
でも、さっき言っていた言葉…
"気をつけろよ"
あれ、助けてくれたんですよね?
なら、お礼がしたい。
そんなことをしたいと思った。