そん時、
あたしの肩をがしっと掴まれた。
あたしは掴まれて思わず足を止めた。
『可愛いなぁ―!』
肩を掴んでいる男はあたしの顔を見て声を上げた。
あたしの手はぶるぶる震える。
怖いっぃぃぃぃ…!
『もしかして、あの噂の子だったりして?』
知らない彼があたしに耳を囁いてきた。
あたしはなんだか耳が赤くなる。
彼はのりのりであたしに調子よく言ってくる。
でも、あたしは怖くてどんどん怖がるばかり。
イヤっ…!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…