「あたし、先輩と会ったばかりだけど、


でもあきらめたくない恋なんだ」





優しい目で彼女を包む目で訴えながら言うと、あたしは席についた。




彼女は少し泣きながらも、静かに席をついた。



だけど、やっぱりイヤだったという気持ちだったのか、泣いてしまった。




キーコーンカーン





そのとき、チャイムのベルが鳴る。



でも、彼女は泣いていた。




―すこし、小さく泣き喚きながら。




あたしは、すでに後悔をした。



彼女を傷つけてしまったという嫌な気持ちがもやもやする。




もう、あたしはバカだ!




そんな自分にイラついた。